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主人公のアサシン・零ことアサシン・ドラキュラ・ディフォルタは、ドラキュラ家の復活と再興を求め、内戦に身を投じる物語。ステルスアサシンウオーグシリーズで最初の物語。
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▼アサシン裏設定▼ 本名はヴァルデマール・ジャック・ド・ヴィトリ(Waldemar・Jack・De・Vitry)。 生前は世界トップクラスの暗殺者だった。 聖杯戦争開戦の14年前、暗殺依頼で来日して意図も容易く任務を完遂。 そこで偶然、妊娠が原因で恋人に捨てられて崖から投身自殺をしようとしていた雲行楚々を助ける。 それをきっかけにヴァルデマールと楚々は打ち解け、次第に恋に落ちていく。 楚々の出産後に暗殺者を引退して家庭を持とうと考えたヴァルデマールは暗殺者としての最後の職務を全うするべく日本を出国。 しかし、ヴァルデマールが渡米中に日本国内で爆破テロが発生(その実行犯の1人は政府に両親を殺されて反政府テロ組織に加入していた幼少期のアリサ・フランヴェルーチ)。 楚々とお腹の中の子供もテロに巻き込まれ、その際に破水して緊急手術になる。 お腹の中の子供・是々こそ助かったが、楚々は出産と同時にこの世を去った。 ヴァルデマールは楚々の死を知る。 お腹の中の子供も死亡としたとの誤報を受けた彼は絶望。 爆破テロを引き起こした反政府テロ組織を憎むようになり、政府に加担して反政府テロ組織を次々と壊滅させていった。 やがて彼は国防関係者から「英雄」と揶揄されるようになる。 聖杯戦争開戦の2年前。彼は偶然楚々のお腹の中の子供・是々が生存している事を知る。 今後こそ暗殺者を辞める決意をするヴァルデマールであったが、最期はそれを裏切りと疑心暗鬼に陥った政府に嗾けられ、死の間際まで是々の幸福を願い死亡した。
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┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:アサシン┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:ハサン・サッバーハ 【レベル】:40 【アライメント】:混沌・悪┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:20 【耐】:20 【敏】:50 【魔】:0 【運】:0 【宝】:60┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:暗暗暗 【貯蔵魔力】120/120 【魔力供給の不足】:┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ __ ‐==ミ \ / ノノ ,x≦三三、 ヽ} ヽ x} __}_}ュ / \}. ' // ヽ} /{ . . . .‐=ニ三ノ}. ノ== ミ / _ \} 乂/ .>≦ ヽ ヽ /{' \) /{. / ./ .イ. . .} 、 .\ .',. /∧./.. { r―‐,_ノ 乂{.乂. / ,< . . .} \ .\ . /...//{ {__ノ } } }. . ー‐==≦. . . . .イ. ' \ .\}. / '. 人 ∨ |  ̄}. ,x/. . ./ / /. / ../ /\ .,. / {. \./. | C ー=彡/. ./. '. ' /. //⌒ヽ x=ミ ヽ }\./ 乂 /}. | | // / / /. / ./ __ /{ソ { } '../ < /. | |. / /. /.//. / .' /ィf , }\ { ./ / | | ' /. '. '. /.. r. /{ `乂 . ノ .'. .. }/ / | ,. {' Ⅵ. /..{ /./ 从{ ./. { / ,<. | . / {/Ⅵ{. '. ' { / { ≧=- ,</ ,< | / ノ {人{. {. /{ 人{¨´ゝ ,< ,<. ー=彡/ 人{乂{{ Ⅵ ,< ,<__.. '⌒ヽ乂{ヽ / ,< \ | / ,<⌒ \ \|\ { / \.}.. \ 八 // \ } ' ,. / ' , } \ /{ } } \. / ,( ) } / ヽ /ノ / \┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○気配遮断:A+ (種別:一般 タイミング:常時) このキャラクターは自分とマスターが対象となる情報収集の成功率を「-20%」する。 また、情報収集の成功率を「+20%」できる。 加えて初見の相手に対する最終勝率が「+20%」される。 サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 ○無辜の怪物:EX (種別:一般 タイミング:常時) 本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたもの。 レベル及びクラス別スキルを除き、真名はもちろん、固有スキル、宝具、パラメーター全て非開示となる。 ○自己改造(対人類):A (種別:一般 タイミング:メイン) 戦闘時、敵陣営の「メイン」または「サブ」に「人間」が参戦しているときに発動。 任意で選択したステータスに「+20点」、ランダムで選択されたステータスに「+20」を加える。 自身の肉体を人を殺すために特化させた末路。 このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。 ○撤退工作:A (種別:一般 タイミング:効果参照 使用回数1/1) このキャラクターが離脱を行う場合、令呪ひとつで離脱することができる。 この効果は複数の組から成り立つ自陣営全体に有効。 つまり、複数の組から成り立つ自陣営が戦闘で敗北した場合、各陣営ごとに令呪1つで離脱可能となる。 このスキルによる撤退は聖杯戦争中1回のみ使用出来る。 戦闘から離脱する能力。 危地より安全に帰還する能力は、優れた兵士にとって必須能力である。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○暗殺命令(ザバーニーヤー) ランク:A+ 種別:対人宝具 タイミング:特殊 消費魔力:40 戦闘開始をした瞬間に発動、サーヴァントに守られたマスターの暗殺を行う。 (60%+渚の情報収集成功の回数×20%)-(対象となったマスターの運)で判定。 敵陣側に直感・啓示・千里眼などのスキルがある場合にはさらに-20%(累積はしない) 判定に成功した場合、対象を「死亡」させる。 どれだけ情報収集を重ねても、成功率は90%を超えることはない。 また、振り直しの礼装やスキルも使用できない。 暗殺教団は滅びたものの、この世界に武力紛争が絶えたことはなく、 自爆テロや少年兵たちが銃を持つ悲劇もとまらない。 彼女はそんな世界に生を受け、同胞と同じく銃を取りその銃とナイフで人を殺し続けた。 そう、あまりに殺しすぎたのだ…… 世界に蔓延る悪意は一人の少女兵を、滅びたハサン・サッバーハの伝説と重ね合わせて歪ませた。 ただ人を殺すことだけを求められた彼女は、ヒトに対する殺害権を与えられ、 今日もまた上官(マスター)の命令に従い、暗殺命令(オーダー)を遂行する。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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夜の路地裏にうずくまる女が一人。 辺りに人影はなく、割れた空き瓶のガラスだけが表道の灯りを反射して輝いていた。 その女は死にかけていた。 頭部にも腹部にも四肢にも致命的な傷口が残り、血が際限なく流れ出る。 もはや立つこともできず、意識も途絶え途絶えでかすれ声だけを漏らしている。 彼女はここ界聖杯 ユグドラシル で催されている聖杯戦争のマスターだった。 過去形なのは、既にサーヴァントを失いマスターと呼べる資格を持ち合わせていないからだ。 鋭い眼光と鬼気迫る殺意を持ち合わせた主従に遭遇し、ほぼ抵抗すらできず敗退した。 彼女は令呪を使って自身のセイバーをサポートする間さえ与えられなかった。 ズタズタに引き裂かれた服の下、臍上に宿る三画の令呪が虚ろな女の目に映る。 その令呪だけが彼女がマスターであった事実を証明していた。 「…………」 女の抱いていた願いは、死産した息子の蘇生。 かつて子を産めぬ体になった時に覚えた絶望は、女に深い心の傷を与えた。 今死にゆく諦観など比較にならない悲哀。それを覆すための戦いも虚しく終わりを迎えたのだ。 「……?」 視界を■黒いナニカが覆う。額より流れ落ちた脳漿が、鼻をかすめて唇に絡みついた。 一瞬隠れた令呪の上に、真っ赤な牙のような文様が浮かんでいる。 なんだ、と思う事はない。女は既に思考能力を失っている。 死への最期の一時。認識を介さない女の視力が、女の聴力が、女の第六感が"それ"を捉えていた。 『お選びください』 流暢な口調で、"それ"は言葉を紡いでいる。 『お選びください』 女は応えない。死者は意向を返せない。 『お選びください』 女は動かない。死体は口を動かせない。 『お選びください』 「 」 故に、その問いに対(こた)えたそれは既に人間ではなく……。 『承知いたしました』 ◇ 「『子泣き南天』のウワサ、知ってる?」 「……南天を知らないか。小さくて赤い実をつける、庭先に縁起物として植えられることもある植物だよ」 「薬用に使われることもあるらしいけど、『なんてん』……『難を転じる』ってもじりが先で、 大昔は、火事避けの意味でどこの家でも玄関に飾ってたらしいよ」 「うん、話を戻すね……新宿と千代田の間くらいにある廃ビルで、そういう名前のお化けが出るんだってさ」 「ビルの前を夜中の零時ぴったりに通り過ぎると、エーンエーンって子供の泣き声が聞こえてさぁ」 「どこから聞こえてんだ、ってビルの方を見ると窓の向こうに大きな植物が動くのが見えるんだよ」 「そこで建物に入っていくと怖い目にあうんだけど……そんなことある!? 普通入らないでしょ」 「聞いた話を喋ってて悪いけどさぁ! これ怖い目に遭う方にも問題あるよね!?」 「ハイハイ話しますよ! そういう集まりだからね!……で、ビルに入ると南天が生い茂ってるの」 「かき分けて踏み入っていくと、おかしいなって気付くんだよ。ちょっと歩いても階段やエレベーターがないの」 「それどころか廊下を歩いてたはずなのに壁がなくなってるの。上見ても緑、緑、緑。いきなり森の中にいるわけ」 「戻ろうとしても来た道もなくなってて、子供の泣き声は大きくなるばかり」 「最初はビルの中……つまり歩いてる先から聞こえてたのに、だんだんどこから聞こえてるかわからなくなる」 「というか、周囲全体から聞こえてる、ってなるわけ。それに気付いたら、身動きが取れなくなるらしい」 「いつの間にか周りの植物が身体に絡みついてる。身体の中からも葉や根が皮膚を突き破って出てくる」 「そうなってしばらくしてから、ふっ、と目眩がして」 「気付くと、ビルの中に戻ってる。相変わらず身動きは取れない。自分の意志とは関係なく、窓に近づいていく」 「窓から外が見える。どうやって上がったのか、景色は6階だか7階だかから見るようなものでさ」 「下から人間がこっちを見上げてる。さっき自分がやってたように」 「誘い込むように窓から身を引く自分の姿が、窓ガラスに映ると……」 「もうそれは、植物の塊にしか見えなかったんだってさ」 ◇ 「というわけで、もうその人は廃ビルの住民になっちゃったんだってさー!怖かった?ん?ん?」 「キャー、怖わ~い! で、その人が持ってた携帯で広めたんですか、その話?」 「姉さん……そのツッコミは……」 都立・中高一貫校キメツ学園。 その一室で暑気払いの為に開催された百物語大会。 学年問わず多くの生徒が集まっているそこで、今一つの怪談が終わった。 引率である音楽教師がポン、と肩に担いだ小太鼓を叩いてそれを示す。 「小咄自体も……語り口も……凡庸以下といえる……これでは新人賞は取れぬ……」 「そんなぁ」 綺麗どころの女子が反応してくれた事に内容を深く考えず狂喜していた金髪の男子生徒がへたりこむ。 意外と自信はあったらしい。よたよたと這いずるように移動する彼を、勢いよく立ち上がった別の生徒が励ました。 彼の髪と瞳には赤色がまだらに混じっている。耳には花札を模ったピアス、額には火傷のような痣が浮かぶ、目立つ容姿だった。 「善逸! 俺はすごく怖かったぞ! 場所を現実にある近場に設定して聞き手に想像しやすくしたのは技巧が利いてたと思う!」 「俺が創作したわけじゃなくて聞いた話をそのまま言ってるだけだからね……あと先輩を呼び捨てってお前……」 「ごめんなさい!」 『儂も今の話には恐怖を感じた……特に身体から植物がわき出る下り……恐ろしや……』 「「「ギャアアアアアア!!!!!なんか本物の悪霊出た!!!!!響凱先生!誰か体育の先生を!!!!」」」 『儂は学校の怪談だ!悪霊ではない!』 学生らしい喧騒の中、金髪の生徒を立ち上がらせて隣に座らせた赫灼たる少年が問いかける。 先程の怪談についてより詳しく知りたい、との事だった。 善逸と呼ばれた語り手は明け透けとした少年の態度に戸惑いながらも、詳しい場所や聞いた相手を伝える。 駆けつけたジャージ姿の体育教師が学校の怪談を名乗る不審者を竹刀で殴打する様を横目に、少年は真剣な面持ちでそれを聞く。 そこへ、二人の前の席に座っている、極めて短い丈の制服を着た女子が椅子を後ろに倒して顔を寄せてきた。 「竈門ぉ。うちのお兄ちゃんがそのビルに行ってみたって言ってたよ。話聞いてみる?」 「ええっ!本当か!?ありがとう、梅!」 一年生ながら学園の男子生徒から多大な支持を受ける少女の好意に感謝して、少年……竈門炭治郎は差し出された携帯を受け取った。 隣で少女にちょっかいをかけられて絶頂している善逸をよそに、ぶっきらぼうで妹思いな少女の兄と通話し、情報を更に集める。 その目には、周囲の学生や教師が誰も気づかないほど深いところに、強い決意の火が宿っていた。 ◇ 当日、深夜零時。 件の怪談の舞台である廃ビルの前に、竈門……竈門炭治郎は立っていた。 昼間の学生服とは似ても似つかぬ、背に"滅"の文字が入った詰襟の制服を身にまとっている。 上から羽織った緑と黒の市松柄が、月のない夜によく映えていた。 昼間の彼と最も違う点は、当然のように帯刀している事ではなく、背負っている桐製の箱が放つ異様な気配か。 時折、小刻みに動いているようにも見える。 「泣き声は聞こえないなぁ」 迷いない足取りで廃ビルに入った炭治郎は、鼻をヒクつかせて周囲の臭いを嗅ぐ。 人並み外れた嗅覚を持つ彼は、余人が気付かない何かにも敏感に反応する。 「……」 炭治郎の目が、何もない空間を凝視している。 ぼそり、と小声で何かを呟く彼に応えるように、背の箱がキシリと音を立てた。 『ォォォォォォォォォォ!!!!!!!ォォォォォォォオオオォォォン!!!!!』 「……居た!」 怪談で聞いたそれとは違う、地の底から響くような唸り。 まるで音が形を成すかのように、それは姿を表した。 赤い実は、恐怖に引きつった子供の顔。 花弁も、葉も、茎も、恐らくは根も。無数の人間の手足が拗じられ捩られて形作られている。 おぞましき異形の植物……"子泣き南天"の実態が、そこに顕現していた。 ズドン!ズドン!と何かが異形の周囲から落ちる。 それは廃ビルを訪れた人間の成れの果て。全身から緑の異物を生い茂らせる十数体の死体だった。 廃ビルに配置されていたらしい警備員と見える一体を除いて、その死体の全てが少年である。 少年たちの口がパクパクと開閉し、不快なコーラスを響かせる。 「「「「「「「 ォ ガ ァ ざ ん お か ァ サ ん 」」」」」」」 「うっ……」 途端に周囲に撒き散らされるむせ返るような異臭。 単純な組成としては血のそれに似た臭気は、しかし炭治郎の鼻には別の意味を持って届いていた。 狂気に変じたかのような、熟成された悲しみの感情。 臭いで相手の感情を理解できる炭治郎が怯むほどの激情が近付いてきている。 一瞬の眩暈。危険を察知して刀を抜き放った炭治郎は、万力の握力で柄を握りしめた。 戻った視界はもはや廃ビルではなく、樹海の景色を映し出している。 目の前まで迫った子泣き南天は、蔓と思しき肉の鞭を振り下ろす。 炭治郎の口が空気を吐き出す。その呼吸は、通常のものとは明らかに異なる技術であった。 「っっ……!」 全身が水車のように回転して攻撃を躱し、同時に捩られた身体が渦を連想させる斬撃を放つ。 水の呼吸・弐ノ型「水車」と陸ノ型「ねじれ渦」の複合技は、子泣き南天に確かな傷を刻む。 だがその巨体は痛覚などないかのごとく、刻まれた箇所を震わせてそこから新たな触腕を生成させた。 宙に舞う炭治郎の四肢が肉の蔓に拘束される。常人ならば四散するほどの膂力が獲物を引き裂かんと振るわれる。 だが、炭治郎は一息でその拘束を断ち切った。見れば額の痣が大きく、深い色へと変貌していた。 蔓を断ち切った刀は燃えるような怒涛の勢いで周囲の木々もろとも子泣き南天を切り飛ばしていく。 日の呼吸・日暈の龍・頭舞い。その技に斬られた部分は熱処理をされたかのように焦げつき、 子泣き南天の触腕の生成速度は目に見えて低下していた。 「臭いの大本……!? これは……この紋様は……」 炭治郎の目が驚愕に見開かれる。 "透き通る世界"と呼称される、呼吸と動作を究極の域に最適化する事で至るその視界が異形の内奥を看破していた。 見る影もなく変貌しているが、悲しみの感情を撒き散らすそれは人間の変じた姿であった。 生体として存続しているとは思えないが、子泣き南天の中心部には成人女性の物と思しき臍部から鼠径部までの部位が座している。 そこには真紅に染まった牙のような模様が、三重に絡み合う円の図柄を覆うように刻まれていた。 炭治郎の視線が、刀を握る己の左手の甲に移る。そこには全く同じ牙の模様が、日輪と雲を模した図柄を覆っている。 「────」 全てを察した炭治郎は、しかし動揺を一瞬で静め、闘争を再開した。 地を踏みしめて跳び上がる身体は天地逆さに入れ替わり、反撃を薙ぎ払う。 精緻な揺らぎを加えた斬撃が、迎え撃たんとする触腕を受け流して総体を刻む。 地を這うように・螺旋のように繰り出される追撃がとうとう異形を横転させた。 横たわった子泣き南天が触腕を足場に向けて放ち、中空に逃れようとする。 身体ごと回転させた渾身の一撃が追いすがり、半ばから異形を両断した。 力なく地に落ちんとする二つの植体に、幻じみた速度で炎と円の如き創傷が負わされていく。 人に仇なす存在を祓う、火の神の舞いがそこにあった。 舞いは終わらない。不浄を焼き尽くすまで。 やがて炭治郎の動きが止まったとき、樹海は廃ビルに、異形は肉片に変じていた。 シイイイイイイイ、と荒々しく続いていた呼吸が止まる。 そこにはもう、子泣き南天と呼ばれた存在…………"怪異"はいない。 犠牲者の遺体だけが残る寒々とした景色に、炭治郎は静かに立ち尽くしていた。 そこへ、背中に背負う桐の箱から、丁寧な口調の声が響いてきた。 『竈門様、おめでとうございます。怪異は破壊され、その思念はこの界聖杯より解放されました』 ◇ 「アサシン、ありがとう……」 竈門炭治郎は、界聖杯に招かれたマスターの一人であった。 床に下ろした桐の箱を開けると、そこには美しい洋装の人形が膝を抱えるように座りこんでいた。 花をあしらった帽子と素朴ながら細部まで作り込まれたドレスは押し並べて漆黒。 天より流れ落ちる光を留めたような金色の髪も、暗闇の中でも輝く青い両目も人間のそれにしか見えない。 肌もまたしっとりと、柔らかな印象を与える美しさ。関節部分の球体だけが、彼女を人形だと伝えていた。 炭治郎に抱き上げられ、箱の上に腰掛けて両手を組むそれこそ、彼の召喚したサーヴァント。 アサシン・メリイは人形ゆえに変わらぬ表情で炭治郎に語りかける。 『しかし、竃門様のシルシは消えていませんね。子泣き南天は、貴方に死の印を刻んだ怪異ではなかったようです』 「多分、サーヴァントを失ったマスターだと思う。シルシと令呪の臭いがあったんだ」 『竃門様と同じ境遇の方、という事ですね。印人が怪異に変じるとは、相当に強力な怪異の働きかけかと思われます』 「俺は大丈夫なのかな? 鬼になったりしない?」 『私とのパスが繋がっている間は、その様な事は起きないかと』 シルシ。 無念の死を遂げた死者が変じた存在である"怪異"が人間に刻む、死の予告。 サーヴァント・メリイを召喚した直後に炭治郎の令呪の上に浮かび上がったそれについて、 偶然知識を持っていたと言うメリイはそう説明した。 通常、シルシを刻まれた人間は時間経過で記憶を徐々に喪失し、抗う気力を失い、死に至る。 しかし運良くメリイと契約できていた炭治郎はその進行を止める事が出来たのだと言う。 シルシの作用によって令呪を使用する事が出来ないが、元より炭治郎にはサーヴァントに何かを強制するようなつもりもない。 怨敵・鬼舞辻無惨を倒し、最愛の妹である竈門禰豆子を人間に戻す事も成し遂げた彼には聖杯にかける願いすら希薄だった。 聖杯の力で過去に戻って無惨の襲撃を避ける事が出来ると考えると、迷わないとは言えない。 しかし自分が背負った責任を捨てれば、その幸福な世界では誰かが代わりにその荷を負うことになるだろう。 そう考えた炭治郎は聖杯を求める事をやめ、本当にそれを切望する誰かの助けになりたいとさえ考えていた。 メリイにその旨を伝えると、『私としては残念ですが、マスターには従います』とツンとした言葉が返ってきたので、 願いを問うてみると『人形である自分は、人間の感情をもっと深く知りたい』という事だった。 「それなら、聖杯なんて使わなくても俺や、他の人たちが教えてあげられると思う」 と、炭治郎はドンと胸を叩いて請け負ったものだ。 その契約を果たすためにも、炭治郎はシルシに殺されるわけにはいかない。 聖杯戦争は後回しで怪異の捜索に奔走し、初めて見つけた怪異が子泣き南天だったというわけだ。 『ひょっとしたら、界聖杯における怪異は全て敗退したマスターが変じた物なのかもしれませんね』 「なんでそう思うの?」 『この世界に存在する人間は、大半がNPCと呼ばれるモノだという知識が界聖杯から与えられたでしょう。 怪異は無念を残して死んだ人間の成れの果て。命を持たない存在がなれるものではありませんからね』 メリイは、と言いかけて炭治郎が思いとどまる。 怪異の一種と呼ばれるのはいい気はしないだろう、彼女は英霊の写し身であり自分のサーヴァントだ。 召喚時の自己紹介で自身を九十九神の一種と説明していたし、気を遣うべきところだろう。 炭治郎は嗅覚で他人の感情を読み取れるが、匂いを発しないメリイの感情は読めなかった。 円滑な関係を築く為にも口を噤む炭治郎。 気持ちがわかる人間相手ゆえにかなりズケズケと物を言う彼の、意外な一面が見て取れた。 そんな炭治郎の気遣いを知ってか知らずか、メリイはじっと炭治郎を見つめている。 人形とはいえ美しい異性、それも異国の意匠だ。炭治郎は若干の照れを感じながら犠牲者たちの躯に歩み寄った。 メリイは僅かに首を傾げて二の句を継ぐ。 『竃門様、彼らを埋葬するおつもりではありませんか?』 「本当は家族のところに返してあげたいけど……探せないからね」 『時間の無駄かと思いますが。死者を弔う行動は理解できますが、彼らはNPCの残骸です。 どのような意思から派生した行動なのでしょうか? お教え願います』 「……この子達が子泣き南天に操られてるとき、すごく辛そうな臭いがしてたんだ。 NPCにだって感情はあるんだよ、メリイ。だったら俺達も向き合ってあげないといけない」 『竃門様の嗅覚には信用がおけます。それならば、信条のままにご対応ください。ただ……』 メリイが、炭治郎に手を差し出すよう促す。 埋葬作業を止めて彼女に近付く炭治郎は、両手をバッ、と差し出した。 『何もあげませんよ』と一蹴してから、メリイがぎこちない動作で手を伸ばす。 炭治郎の左手を両手で包み込むようにしてから、メリイは瞼を下ろして静かに呟いた。 『……貴方の悲しみ、苦しみが伝わってきます。どうか、心をお砕きになるのも程々に』 「……心配かけちゃったかなぁ。でも、ごめん。自分に出来ることはやりたいんだ。怪異を放ってはおけない」 『聖杯戦争も控えている事をお忘れなく。中には会話の通じない相手もいるでしょう。 サーヴァントの力は怪異の比ではありません。対峙した時に感じる恐怖もまた……』 メリイが感極まったように言葉を止め、青い目を見開いて続けた。 『……怪異を前にした恐怖を超抜するものでありましょう。竃門様、どうかお気をつけください。 私もサポートいたしますが、いざとなればこの身を盾にしていただいても構いません』 「俺が戦えるのはメリイのお陰だ。君が危ないと感じたら、その時は逃げるよ」 炭治郎の意識が、メリイに握られた左手と右目に集中する。 彼は無惨との最終決戦で身体機能の多くを失い、本来なら戦闘行為など出来ないはずだった。 それが今人界に恐怖を撒き散らす存在と戦えるのは、メリイの力で不具の埋め合わせをしているからだ。 メリイに混じり気のない感謝の念を抱く炭治郎の手を、少女人形が離して再び目を閉じた。 (わかってくれたのかな) 再度埋葬に取り組む炭治郎は、確かに存在するメリイの意思を嗅ぎ取ることができない。想像することしかできない。 メリイの心中にあるそれは、彼の想像通りの"理解"。そして"喜び"であった。 ◇ 『おめでとうございます』 『オ……オオ……』 『存分に、母性を発揮なさるとよろしいでしょう』 こどもがほしい。こどもがほしい。こどもがほしい。 その一念だけで、やがて子泣き南天と呼ばれる怪異と化したマスターは異形の肉体を揺らして去った。 彼女に怪異と化すきっかけを与えた存在はそれを見送り、霞のように消失した。 意識は瞬時にその本体へ戻った。 桐の箱の中で目覚めた彼女は、右の上腕を愛おし気に眺める。 普段は浮かんでいない、牙のような紋様が出現していた。 つい先程発生した怪異が、早くも疑似東京に己の恐怖を拡散しはじめたようだ。 『竃門様の感情に比べればやはり薄味ですが……』 東京都H市。 そこにかつて、負の感情を味わう事を娯楽とする怪異が存在した。 その目的のためだけに多数の人間に死の印を刻み、運命を弄んだ悪鬼。 千年の時を経て怨念を喰らい続け、意思を得たともされる人の似姿。 存在するだけで怪異を生み、何度滅んでも再臨するその怪異の名は────。 【クラス】 アサシン 【真名】 メリイ@死印 【ステータス】 筋力D 耐久C 敏捷A 魔力A+ 幸運B 宝具C 【属性】 混沌・悪 【クラス別スキル】 気配遮断:A+ サーヴァントとしての気配を絶つ、隠密行動に適したスキル。 完全に気配を断てば発見することは不可能に近い。 【保有スキル】 怪異:A+ 人の世に満ちる怨念、不条理が生んだ異形の存在。 同ランクの戦闘続行スキル、単独行動スキル、再生の効果を併せ持つ。 怨念を際限なく吸収する性質から怪異と化した彼女は、怪異の中でも傑出した力を誇る。 A+ランクならば、霊核が破壊されても一日とかからず再生する。 人形:D 肉を持たない存在。 発声も四肢の駆動も出来るが、どこかぎこちない。 体臭や呼吸がない為、気配遮断スキルを補強する効果がある。 念動力:A 人類の魔術や神霊の神秘とは異なる原理から成る"超"能力。 己を宙に浮かせての高速移動、人間の首を容易にねじ切る超常現象などを起こせる。 炭治郎の肉体を補強・強化しているのもこのスキルの応用。 呪怨の捕食:C シルシを刻んだ相手の負の感情を共感する事で、力と快楽を得る。 自身が生み出した怪異からも"食事"は行えるようだ。 念持仏:- メリイに組み込まれる事で、怨念を祓う機関として働く小さい仏像。 一定期間でケガレが溜まり、定期的に浄化しなければならない。 現在は失われている。 道具作成(怪異):A- 邪気に満ちた地で無念の死を遂げた人間を怪異化させる。 本来はメリイ自身が意図していなくてもこのスキルは発動するが、 界聖杯においては『令呪を残してサーヴァントを失い、死にゆくマスター』のみに有効。 死を迎えた上記の条件を満たすマスターが何らかの未練を残している場合、 対象にのみ見えるメリイの思念体がその場に出現し、怪異化するか死の二択を迫る。 怪異は破壊されることでのみ、界聖杯から消失する。 【宝具】 『死印(シノシルシ)』 ランク:C- 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100 自身に近付いた人間に牙のような紋章を刻み込み、死の刻限を与える。 死印を刻まれた者は気力の減少や記憶の摩耗、認識力の大幅な低下といった副作用を受ける。 此度の召喚においてはNPCやマスターに無差別に刻むことが出来ず、例外は自身のマスターである炭治郎。 または、道具作成(怪異)の対象になる敗退マスターのみにこの宝具の影響を与えることが出来る。 シルシを刻まれた相手は令呪の使用が封じられ、メリイは対象の五感を覗き見ることが可能。 それによって対象が感じた負の感情を味わって楽しむのがメリイ唯一の行動原理である。 死の刻限や副作用の進行度はメリイの気分次第で調整できる。 【Weapon】 『桐の箱』 かつて竈門禰豆子が入れられていたものに酷似した、頑丈な箱。 メリイはマスターに自身の駆動性能や霊体化能力について虚偽の報告を行っている為、 外出時にはこの箱の中に潜んで同行し、マスターのサポートも内部からこっそり行う。 拠点に居るときも中に入っていることが多い。 【人物背景】 戦国以前にとある怨霊の念を鎮める為に作り出された少女人形。 役目を果たした後、完全破壊されても短い時間で再生する異能の存在と化す。 第二次大戦中、日本陸軍が溜め込んだ怨念で周囲に不幸を撒き散らす彼女を利用。 非人道的な実験を行って心霊兵器を造り上げようとした際、意思を獲得。 悪意のみの存在として覚醒し、猛威を振るって研究施設を壊滅させるも、 研究に関わっていた高い霊力を持つ一族、九条家の当主によって念持仏を埋め込まれ封印された。 しかしその状態でも念持仏に収集した怨念によるケガレを流し込むことで抵抗を図り、 50年後にとうとう念持仏を無力化。次代の当主が対処する為に行動した隙をついて自由の身となる。 紆余曲折あって再度封印されるが、いずれ再び復活する事が明言されている。 善性を一切持たない、真に人外の魔物である。 【サーヴァントとしての願い】 なし。 【方針】 炭治郎に刻んだシルシから良質な負の感情を喰らい、街に放ったシルシ付き怪異からも負の感情を収奪する。 聖杯戦争にはそれほど興味がない。 【因縁キャラ】 九条正宗 美味しゅうございました。またお会いしたいですね。 竈門炭治郎 美味しゅうございます。 怪異 お励みを。 【マスター】 竃門炭治郎@鬼滅の刃 【マスターとしての願い】 家族や仲間が幸せに暮らせますように。 【Weapon】 『日輪刀』 鬼殺隊が不死の鬼を斬る為に用いる、太陽の性質を秘める日本刀。 炭治郎が所持しているそれは『始まりの剣士』が使っていたものと同一である。 刀身は漆黒。炭治郎の技能により、戦闘時は赫く染まる。 【能力・技能】 『全集中の呼吸』 人間を超越した鬼の身体能力に対抗するために生み出された特殊な呼吸法。複数の派生系統が存在する。 一度に大量の酸素を血中に取り込むことで血管・筋肉は勿論、心肺機能さえも飛躍的に向上する。 炭治郎は全集中の呼吸を常時使用できる域に達しており、いかなる場合でも即時戦闘に移行できる。 アサシンによる身体強化と合わせれば、相手によってはサーヴァントに対しても十分に防戦が可能。 水の呼吸:千変万化の対応力を持つ呼吸法。回避・反撃に優れた技を多く持つ。 雷の呼吸:朋友・我妻善逸が使う技の速度を重視した呼吸法。炭治郎は要点を掴み、高速移動の一助としてのみ使用した。 ヒノカミ神楽:竃門家に代々伝承される厄払いの舞。それらの型を全集中の呼吸と併用することで、強力な技となる。 その実態は始まりの剣士・継国縁壱が竃門家に伝えた『日の呼吸』であり、400年の時を経て炭治郎が初めて 鬼との実戦で使用した。水の呼吸と併せて修得を進めた為、本来の日の呼吸とは別物である。 鬼の再生を阻害する効果を持ち、十二の型を夜明けまで繰り返し続ける事で鬼の始祖をも足止めでき、日の光で滅ぼせるという。 『嗅覚』 極めて優れた嗅覚。他者の感情を臭いから正確に読み取ることが出来る。 戦闘においては敵の気の緩みを見極め「隙の糸」と呼ぶ攻撃のチャンスを掴む、攻撃動作を予測するなど有効に働く。 『透き通る世界』 無我の境地。全集中の呼吸の果てにある能力の一つ。 相手の体内を透視する程に極まった洞察力は未来予知に等しい反撃・回避を可能とする。 殺気や闘気を完全に消して行動できるため、精神状態に左右されない安定した力を発揮できる。 【人物背景】 鬼となった妹を護り、人に仇なす鬼を滅する為に刃を振るった剣士。 生真面目で融通がきかない性格だが、根底に深い優しさがある為か人間関係は総じて良好。 一般人として生まれ、平穏な暮らしを送っていたが鬼の襲撃により妹を除く家族を全て失ってから境遇が激変。 鬼殺隊に所属し、千年の時を生きた鬼種、鬼舞辻無惨の一派との戦いに置いて大きな役割を果たした。 無惨を初めて追い詰めた始まりの剣士と祖先を通じた繋がりを持ち、その意思と技を受け継いでいる。 鬼殺隊最後の戦いにおいて二度の臨死、鬼化と壮絶な経緯を辿るも生存する。 人間に戻った妹や仲間と共に静かな生活を取り戻すことが出来た。 【方針】 人(NPC、マスター問わず)に仇なすモノを斬る。 聖杯戦争は様子見。 【備考】 原作終了後の時系列から参戦。 無惨との最終決戦で負った後遺症はサーヴァントによって完癒しており、問題なく戦闘が可能となっている。 メリイにシルシを刻まれた影響で、令呪の使用が封じられている。 与えられたロールは学生。一人暮らしの家から、中高一貫のマンモス校、都立キメツ学園に通っている。 【関連キャラ】 竃門禰豆子 最愛の妹。キメツ学園にはいないようだ。 メリイ 可愛らしい。感情が読めないので、会話する時の感覚が斬新だと思っている。 鬼■■■■ 炭治郎!!!!!!!!!!!お前は騙されている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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アサシン クリード クロニクル インディア(ダウンロード専用ソフト) 公式サイト http //ubisoft.co.jp/acc/ 機種 プレイステーション4 発売日 未定 定価 DL版:未定 ジャンル 2.5Dアクション 発売元 ユービーアイソフト 開発元 Ubisoft MontrealClimax Studios オフラインプレイ人数 多人数プレイ要素 年齢区分 審査予定 初回特典 限定版 備考 プレイ画像 PV
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アサシンのアタッカーにスターを集めようとすると、①ライダーに防御不利のキャスターやバーサーカーと組ませる②入手の難しいムーンキャンサーやアベンジャーと組ませる③スター集中礼装やスキルを活用する になってしまうのが辛いところ。 - 名無しさん (2019-08-01 13 47 34) 支援ができ、NP配布能力持ちの"光のコヤンスカヤ"が実装されましたが、B強化サポートということでアサシンに多いQパ強化にはつながらないのが痛いか? - 名無しさん (2021-08-21 01 10 07)
https://w.atwiki.jp/fate_truth/pages/219.html
出展元:黒執事(セバスチャン) スレ内での呼称:セバスチャン 真名候補 備考 登場回 登場回(回想) AAまたは、声のみ DATA更新 [] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] _ -‐ \ ...< ヽ ...< / / .i ヽ / / / /i i / i .ハ //i ./ / / .i ト、 ./ i i // ./ / i .i ∨ .i . i □CLASS ー アサシン /' ´ ./ .i}=ヽ .-七 ̄} .i ‐、 i / i.ゞ} '茫汽i ./ . .f }.fi/ ./.i ├─ □真名:ヴォジャノーイ /´ } > ´i i. /  ̄/ / i i_/ / i _ レ´ i ∧ゝ、 //i //} ./ i /. ├─ □性別:男 r---<`ヽニニニニニゝ--- __i /__∧ゝ==、___, .i // i ._フ ´. r--´- _ `Y´ ̄ ̄ ̄ミ .ヽ _--- T∧` ̄ _ / /._ / {_ └─ □属性:中立・悪.r=== x___¨><__ /_______ ___`ヽ_ 7// ゝ-t七 / /f .. }/ヽ,.|////////i><_ ̄Tー= `,<ヽ ´ -=ミ´ } ./从 i... // i∧.|//////O i///// ____ゝ' ヽ_ヽx<三ミニ=彡- ┘ ´////i///ヽ □ステータス.|////////i/// i ///////// ////.i )´. /////i////∧.|///// 0/i//// //////,/////// i / //////i//////>、_ └─筋力 ■■□□□ D.|/////// i// { //////i ∨//// / f´ /∧////i//////////>、__. 耐久 ■□□□□ E.|/////O/i// i ____ ////// i//// / / i´ /// ゝ=== _ァ//////>‐‐T/ i 敏捷 ■■■□□ C.|///////.i// i i/////// / i/// / / i //////Q//////// ////////i 魔力 ■■■□□ C.|////O//i//.i ___ノ////// i//i// / / i _////////`i////// //////// {. 幸運 ■□□□□ E.|///////// i,///////// i//i// i .i i. ////// / ‐イ//// /´//////// i 宝具 ■■□□□ D++.i///////// i///////// i//i///i i i ,_//////>´////// ////////////}i/////////////////// in/ i///i/ i//////>´//////// /////////////i////////////////////iu/ i///i ////>´//////////// {/////////////i∨////////////////>i///i///i.///>´////////////////∧/////////// } }/////////////>´ i///// ///////////// Q//////// .∨//////////i[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] , ----=≦ ,. >x.__ -=≦  ̄ / , ィr、 . /' / || '. . /rク _∠\ | ∨ i { イt' 癶 lr'ニ '. | □クラススキル ,イ | |イrッメ.V {ハ || |l ! `¨ } ハ , └─ □気配遮断:B+ |!i { ′ /}. | ll , サーヴァントとしての気配を絶つ。 |!l! ∧ ー= _, ,〃/ハ | || ゝ 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 |. } rヘ. ー . イ // j. } j !! 攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 ∨\{/` -r<//j/ Ⅳj j.' アサシン自体の領域ならば発見はさらに困難である。 ,〃 ヘ≧x)≦z‐'__∧ j.}// _ / ,' ! l {/\¬==! }t、 _ r《 ,' j ! |)//l l | | 八.\ / | ゞ ! j l | l|/{ l l | | _>,.\ □固有スキル / | | | l j l|/ハ! ! | | o } .. / | | l.l | l.|//| j | | j \__ ├─ □水の妖魔:C / |! j| | | l |//ji ! | | , / / 人々を喰らい貪る“魔”としての属性。. / \\ |i l! !| ! ||'//| j | ' ′ / / 星の触覚である精霊の一端であるが、. / \\\ !! l| j ! ||(//l l Ⅳ , / 人々からの“魔”の認識から歪められている。 \_, \\ ! l_, | l'///| ! ,′ ./ /. 水場での敏捷のワンランクの上昇と、 / ! |l|///|! ,′ / / 【怪力:B】を付与する。 / 八 Ⅵ|'/// / / /[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] |. . / / j{ !、 ..| !. f^! .〃 / ぃ { `i、 !丿. {`i /i ′ ヽ{ヽ¦、 「`,. ソ ' ! / /! { ; i、`{、ゝ 、、 ヽ いノ ├─ □不死:B+. // ! , ,゙{ミメ、!{ ¦/ {ヽ{Ⅹ》x l ! ! ll小. 月の満ち欠けにより増大する不死性。. /ィ ./ | .l ./从犹rj {゙ァ 'ゝ-=弌夭戉久l ! ! || | キー.== 大抵の傷は自然治癒し時間をかければ。. ノィ j .i '/ /゙ ̄l |^ミ, r 卞^\ ̄`; ..| ..||三|三三三 霊核破損ですら自然治癒出来る。. _」/! /! .! ' / j l i 丿 \ l | .リ三|三三三 ,イ_ノ','l/|!/ヘ l l丿| / `| i i .三|三三三. 月が満ちると力が増し、欠ける弱体化するが _,イ三_l/lノ j,'! ハ ヘl | /} ! ;.イ三|三三三 ムーンセルという“月そのもの”に存在している為に、 _,イ三三三ノl ..ノ iⅣ l 〉. ヽ} r _, ' { j| /三三|三三三 このスキルは常に大幅ボーナスを得ている。..イ三三三三三|三.八l !三i、‘ー‐ャ-------ァ´ /./ ! /./y三三!三三三.三三三三三三l三三.ヽ !三! \ `ニニニ´ /./ .j/l/三三三|三三三 アサシンを殺すには肉体総てを消滅させる他に無い。.三三三三三三|三三三三||. \ /./ |三三三三|三三三 “月”の影響を受ける程、スキルランクが上昇する。.三三三三三三|三三三三|| -- ´./ .!三三三三|三三三.三三三三三三|三三三三|| 〉≠〈 !三三三三!三三三/ ハ { \ \ .`ヽ \/, /. | | .厶 ヽ .\ .\ ハ/. { !≦ ! ≦ーハ \ .ヽ \(| i 豺|rァ乂 くt云尓 {ヾ | | i |从;リ i `ヽ ハ | Nハ \乂 |从 ,|! ri | ! ! `ヾ . ├─ □反骨の相:Ci{ | |ハ __ // ハ} ! | ) 人々を憎み喰らい束縛を嫌う妖魔。ハ乂! 厶 ´ー‐ '´ .イ/ハ(ハ | マスターであっても選り好みが激しく、( !/ハ}\ . '._|'イ ( | | 趣味が合わなければ暗殺する。 ハ . \≫-- イへ厂. 7 | | 同ランク以下の『カリスマ』を無効化する。. /.\ . \;;;;/ 〉._/ ハ.ノ Nイ. }`ー-=彳>. ´ { iノノ /ゞミ . ̄. ハ _ 彡'! }-.、 ; ∨ / ! .∨ .\ └─ □黄金律:E i ゞ _ _{ ; .∨ .\ 身体の黄金比ではなく人生において、 | /. ハ , ∨ ヽ. 金銭がどれほどついて回るかの宿命。 |. /. { , 〉 富豪でやっていけるほどの金ピカぶりだが、 i , !. , z‐<_ _ _ ここまでランクが低いと散財が勝る。 ! , | /. /. l ノヽ ! _彡=ァ /. / 丿> ´ _ .イ=ミ '. >' /'゙ xr<> '´ _/. /. [] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] ヽ、_ ──= > 。 / > 、 □宝具 ー=彡 > ´ ヽ / > ´ >、下 \ └─『暗き月を飲む深淵の水底(ヴォジャノーイ)』 . > ´ /赱 У ヽ iヽ \ ランク:D++ 種別:結界宝具 レンジ:100 最大捕捉:200 . 彡 / / `¨ (赱| | i . // / λ ゝ/ / ,ノ アサシンの周囲一体を汚泥に溢れた水辺に書き換える宝具 . / / /从 / ヽヾニ==≠x/ / 固有結界ではなく、周囲を書き換える大魔術であり、 / _/>/ 、` ' />`-‐=ニ キャスタークラスでない以上持続時間は極端に短い。 ( >(二_{ /_\ > <ニニニニニ _>‐=ニニニニニニニニニニニ アサシンを除く、全員の敏捷性をワンランク低下させ、 _>{ニニニニニニニニニニニニニニ アサシンの気配遮断のランクを上昇させる。 _> ´ 〈|ニニニニニニニニニニニニニニ > ´ `ミ\ニニニニニニ> ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. 宝具は月の満ち欠けに大きく左右される。 >‐∨マ==-一 く / ヽニニニ> ´ニニニニニニニニ/ 真円に近い程に力が増し、新月に近い程弱体化する。. > ´ -=≦ ゝ_ノ、ノ、ノム/ / /ニニニ0二二二二ニニx<. 宝具の魔力消費量もまた、月の満ち欠けにより影響される。 > ´ -=≦> x≦ / /// //ニニニ二二二二ニニニ≦´  ̄ ´ >´ _x≦ / /ニ{/ /ニニニニ二二二ニニニ/´  ̄>´x≦´/ニ|ニ/ /ニニニニ0ニニニニニニ/  ̄ i/ /ニi\/ニニニニニニニニニニニ/ /ニニ/ニニニニニニニニニニニニ/ _x≦´}0ニ∨ニニニニ0ニニニニニニニ/ x=ニ≦二二|ニニ/ニニニニニニニニニニニニ/ > ´{二二二二/ニ/ニニニニニニニニニニニニニ./_ ___て´, \ニニニ/ニ/)ニニニ0ニニニニニニニニニ/='´ > { ' |`¨ /ニニニニニニニニニニニニニニぐ[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] イ / \. / / ll ィ ハ '. 厶l lレ V〃 \ l |l 〃 |ト、 | |l l l l 廴 、_||_ \ ! □解説 |l l l りrrァ┐ |lr_rぇl l l/^lハ |l l l | } リ | l | ノj ├─ □聖杯への願い jハj l | | l し′ 愛する妻、ルサルカの帰還。 ハ l ト、 `´ jノV そして日常での平和な暮らしを聖杯に望む。 ハ l ハ}\ ニニ.' /W 綺麗な湖と草木と腰まで浸かる金銀財宝さえあればいいらしい。 W ,リ l\ / { _ノ| ア´ _ノ\_ __ ア)yし'- ニニィ三=|三ア三三三\ ├─ □触媒:宝石が埋め込まれた十字架 /ニ7^} ア´/// /三ニレ'´三三三三=.ヽ. かつて、旅人から奪い取った装飾品。. ___∠三=/ / |/////三ニ/三三三三三三= l その旅人……牧師に説得されて返した物であり、 /三三三 〈三/ / |///三三/三三三三三三三= | 本人曰く、奇特な思考の持ち主だったらしい。 /三ニr====='=./ / l/三`==┐三三三三三三三= j . /三三|三三≡/ / /三三三三|三三三三三三三=./ /三三=|三三=/ / /三三三三/三三三三三三三=/. |三三ニ |三三/ //三三三三/三三三三三三三ニ=/[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][]''"''"''''"''"''"'~"''^^^''"''' ---- '''"''"~~~''"''~"''"''"^^^^'"""'"''"'~~''"^^^'"''''"''''' ---- '''''''''''"''"~~~''"''~"''"''"^^^^'"""'"''"'~~'"''"''"''"''"'~"''"'' --- ' ii ll|ii !!ii ||ii i!!l |llli ii ll|ii !!ii ||ii i!!l |llli ii llii !!ii ii i!!l llli ii ll|ii !!ii ||ii i!!l |llli ||||ii!!liii!lliwWiijiijwWWjwwjjiijijiwWjijjiijWWwjiijijijwwWWwjiiiijijiwwWWWwjiijijijwwwWWw ├─ □宝具の性質 .,,.、,、,,,从仆ミ Wiiw '~'~` `"'~ ムーンセルにおいて、魔力消費が少なく、 ,,、,,、 ,,、,,、 Wiiw 自身を強化する事ができるこの宝具は高性能である。 ,, ,, ;;;,, ,, ......... ,.、,.、 ,.、,.、 星の触覚であるアサシンは、サーヴァントとして縛られており、"゙゙~ ~゙゙"''''''"゙゙~ ~゙゙"'''''' ;;、,, . 水魔の側面として顕現している。 ゙~ ゙~ ゙' ; Wiiw ~`"''~ i; ; ..,,.. 故に環境に大きく影響を受ける。 ゙~ ;ii゙ `"'~ wWWw マスターの補佐、月の海での戦闘、宝具による環境変化…… ゙~ ,,;;" ,,、,,、 ,,、,,、 様々な要因を含めて三騎士とも互角の戦闘を可能とする。 ;' ,,、,,、゙~ ゙~ ゙;;., ... 当然、暗殺者としての技能もあり手に触れた者は宝具発動中であれば、 ~゙゙"''i;、 ~`"''~ iiwiiW “水底に引き込む者”として、即座に汚泥に沈む事になる。 ;i;、, iiwiiW 水面下に入った時点でアサシンの独壇場であり、 ゙~ ゙~ "'';;..,, `"'~ 並のサーヴァントでは抵抗もできずに嬲り殺される。 ゙~ ゙゙"'' ,, ,,、,,、 ,,、,,、 Ww[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] / `\ \ ヽ .、 / / . \ l , ' / / l \ ヽ . | └─ □人格 / / / . l ヽ V ..| / / / l . ヽ l V . i 財宝の収集家であり邪悪で醜いとされる。 / / / | /. / ./\ ヾ .| | . l . . ! 無論、教会から排斥対象の化物であり、 //' / / | / / . / ヾ \ l l |ヘ | 隙あればマスターを謀殺しようと企んでいた。 |l | | / | | / ./ / . `、 ト、 || | } .! |l | | | | | / イ =ヾ--\ | ./ ! だが、マスターの無警戒さと無邪気さに警戒する事に || l | l | |/ .八ノ .__\ ヽ .. |/ | 徒労を感じてしまい、そのまま、諦めてしまった。 || l | i l | | ./´ ヽ ゞ===彡 /jl | 金銭的な物をマスターから奪おうとも施しとして与えるマスター、 | l| | | |/ 、___ノ | / | . . ! 俗な趣味を持たず嬉々として受け渡すあまり、脱力する。 | | ト、. ¨´ i / .! ,' | | |. ヽ i. | / | / 本来ならば凶悪極まりないサーヴァントであるが、 | l l u _. 1 .| / | 从 マスターとの生活自体になれ、牙が抜けてしまった模様。. 、 l | \ ヾ( _ ノ .|/ ./ニ ==- 、__. ヾ | 丶、 / //// ./ `≠=‐ . かなりの苦労人気質であり、 \ l ` ー--ャ'´ /|/// / . . / \ 背負う必要も無い気苦労も背負い込む。 \{ .//ハ / !/ / / .\ マスターとは思いの外、相性が良く、. / / ハ/ .|./ ./ .、 両者が望む、“平穏”が重なっていたからであろう。. /| . ./__八_____| / .i. / | / 乂 ./. ./ . | .化物として排斥された者の望みは…… / | ./ /// / ./ | 優しい妻と暖かい家庭……不釣り合いなのだろうか? /i | / //// / . . .| ,[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] 出展元:黒執事(セバスチャン) スレ内での呼称:セバスチャン 真名候補 すでに真名確定:ヴォジャノーイ 備考 悪魔でサーヴァントですから。 撫子陣営との原作コラボを見たかった… 名前 コメント 登場回 1回戦:7日目:- 武叡の混沌 その2 登場回(回想) AAまたは、声のみ DATA更新 1回戦:7日目:- 王威翳す槍兵 と 塵消える弓手
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コードギアス反逆のルルーシュアサシン・零版はアサシン・零先生が書いた反逆のルルーシュ。ルルーシュがギアスをC.C.から貰い、ゼロレクイエムでルルーシュが人生を全うするまでをアサシン・零先生自身が描く。またオリジナルの台詞も登場するが展開は原作のアニメ版とほぼ一緒である。最後のⅢ巻はアニメ版になかったアラスカの戦いとルルーシュの想いが追加されている。アラスカの戦いではルルーシュが反乱貴族軍を鎮圧するところから始まる。 物語のあらすじ Ⅰ巻 興道 第1章「魔神誕生の日」 第2章「コーネリア出陣」 第3章「成田連山の戦い」 第4章「喝采のマオ」 第5章「行政特区日本」 第6章「ブラックリベリオン」 Ⅱ巻 叛道 第1章「魔神が目覚めた日」 第2章「ナイトオブラウンズ」 第3章「超合衆国建国」 第4章「ギアス狩り」 第5章「ルルーシュとスザク」 第6章「皇帝失格」 Ⅲ巻 皇道 第1章「皇帝ルルーシュ」 第2章「アラスカの戦い」 第3章「ルルーシュの想い」 第4章「シュナイゼルとの決戦」 第5章「ゼロレクイエム」 終章 「明日を望む優しい世界」 原作(アニメ版)の違い ロイド・アスプルンドはどこの領地の伯爵かというとアラスカの伯爵。ロイドの実家のオリキャラゼルダ・アスプルンドが登場する。コードギアス独立のルルーシュにも登場する。 シャーリーの父は成田連山の戦いで死ななかった為、成田連山でマオが戦うのはルルーシュとただ一人である。 ルルーシュ兄弟はルルーシュの想いが強めなどが強調されている。 紅月カレンの兄、紅月ナオトはゼロレクイエムで死亡が確定する。
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真名 【クラス】アサシン 【真名】シモ・ヘイヘ 【容姿】小銃を携えて防寒具を身に纏う、頬がこけた不健康そうな男性。 【英雄点】35点(ステ18点・スキル17点):令呪1画消費 【HP】10/10 【筋力】D:2 【耐久】D:2 【敏捷】A:5 【魔力】E:1 【幸運】A++:7(8) 【スキル1】気配遮断:B 10点:先手判定時、補正値5を得る。 交戦フェイズ中に相手前衛に対し、奇襲攻撃を行える。 【スキル2】射撃:A+ 5点:奇襲攻撃時、補正値3を得て、スキルによる攻撃対象変更を無効にする。 【スキル3】千里眼:D 2点:奇襲攻撃時、補正値4を得る。 【宝具】『白い死神』(ベラヤ・スメルト)1/1 【ランク・種別】ランク:C+ 種別:固有結界 レンジ:0~450 最大捕捉:1人 【効果】移動フェイズに現在地で陣地を作成出来る。ただし、陣地の存在する場所は公開されない。 陣地内では、自分に遭遇フェイズが発生しない場合に遠距離攻撃フェイズを行える。 この宝具によって発生した遠距離攻撃フェイズでは、攻撃者の存在するエリアが「不明」となる。 【その他】秩序・中庸 人属性 +2019/01/01版 +20の質問 質問1 真名と現界年齢と性別を教えてください 「」 質問2 身長と体重を教えてください 「」 質問3 出身地を教えてください 「」 質問4 好きな色、自分を象徴するような色はありますか 「」 質問5 特技はなんですか 「」 質問6 好きなものはなんですか 「」 質問7 嫌いなものはなんですか 「」 質問8 天敵とかいますか 「」 質問9 属性について教えてください 「」 質問10 現代での生活について自由に話してください 「」 質問11 貴方の宝具、乗騎、戦術について自由に話してください 「」 質問12 貴方の外見について自由に話してください 「」 質問13 ざっくりとあなたの性格を教えてください 「」 質問14 自分の日本での知名度をどう思いますか 「」 質問15 貴方の適合クラスを教えてください 「」 質問16 聖杯にかける望み、あるいは聖杯戦争参加の経緯を教えてください 「」 質問17 親しい人間について自由に話してください、空欄でも構いません 「」 質問18 自分のマスターをどう思いますか、空欄でも構いません 「」 質問19 理想のマスター像を教えてください。それに対して今のマスターは何点ですか 「」 質問20 なにかこちらに質問はありますか 「」 今回はありがとうございました。あなたの望みが叶うことを願います +セリフ集 ●サーヴァント名 一人称: 二人称: マスター: キーワード : : 召喚 「」 レベルアップ 「」 霊基再臨 「」 「」 「」 「」 戦闘セリフ 戦闘開始 「」 「」 スキル 「」 「」 カード 「」 「」 「」 宝具カード 「」 アタック 「」 「」 「」 EXアタック 「」 宝具 「」 ダメージ 「」 「」 戦闘不能 「」 「」 勝利 「」 「」 マイルーム会話 「」 「」 「」 「」 好きなこと 「」 嫌いなこと 「」 聖杯について 「」 絆Lv.1 「」 Lv.2 「」 Lv.3 「」 Lv.4 「」 Lv.5 「」 イベント 「」 誕生日 「」 絆レベル 【キャラクター詳細】 キャラせつめい 【パラメーター】 筋力 ■■■■■:A 耐久 ■■■■■:A 敏捷 ■■■■■:A 魔力 ■■■■■:A 幸運 ■■■■■:A 宝具 ■■■■■:EX 【絆Lv1】 身長/体重:cm・kg 出典: 地域: 属性: 性別: 一言説明 【絆Lv2】 来歴せつめい 【絆Lv3】 サーヴァントのスタンスせつめい 【絆Lv4】 ○スキル名:ランク スキルせつめい 【絆Lv5】 「宝具名」 ランク: 種別: レンジ: 最大補足: ほうぐるび ほうぐせつめい 【「クエスト名」をクリアすると開放】 こまかいせつめい
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名探偵として最も高い適正を持つのは、「自身を客観的に見つめる能力に長けた犯罪者」に他ならない。 これは、犯罪者の次の行動を予測するには、犯罪者の特性や心理を深い所まで理解している前提が必要となるからだ。 勿論、犯罪心理学の教科書を捲っても近い事はできるだろう。それならば、わざわざ犯罪者が名探偵になる必要はどこにもないと思われるかもしれない。 しかし、心理学者はその心理を最初から客観視して、いくつかの根拠から推察し、誰にでも伝わる言葉で発表しただけに過ぎないのである。 それゆえ、彼らは実像を百パーセント知る事も出来なければ、誰かに伝える事も出来ない。彼らの研究はあくまで「近い推測」なのだ。 更に言えば、彼らは何の根拠もない直感を確信として発表する事が出来ないのも足枷となっている。たとえば、「経験上、何となくそう思った」は根拠とは言えないのである。 実際には、その直感も根拠らしいものに基づいて脳が導き出した推理と言えるかもしれないが、やはり根拠がなければ戯言と同じになるのであろう。 だが、本当の犯罪者たちは、そうして心理学者たちが掬い逃した犯罪の細部までも丁寧に観察し、次の一手を直感的に推理推測する事が出来る。 天才的な犯罪者であるならば、更にいくつもの経験や思考を、全て直感や知恵へと変えてしまう。 もはや、彼らは「犯罪」や「殺し」の輪郭を、より高い解像度で映し出すレンズを嵌めながら生きているような物であった。 自分ならば、どう動くのか――それを考えれば、犯罪者の闇に足を突っ込むのも容易い。 そして、その種の人間の目的が「犯罪を犯す事」ではなく、「犯罪者を暴く事」に傾く奇跡が起きた時、真の名探偵は生まれるのである。 その能力を持った男は、犯罪に付随するあらゆる「理由」を見逃さない。 果たして、反倫理的行動を犯した者が、その次に起こすアクションは何なのか。 どういう社会的立場や性格のカテゴリを持つ人間が、それと同種の犯罪を行うのか。 犯罪が発生しやすい時間帯はいつか。犯罪が発生しやすい場所はどこか。犯罪に巻き込まれやすい性質を持つのはどんな人物か。 犯罪者にはどういう心理が働いているのか。彼らの抱えるトラウマは何か。 そして、それは何故なのか。 軽犯罪から重犯罪まで、あらゆる事件のデータベースを知り尽くし、更には自分自身さえも客観視した犯罪者は、これらの疑問に対して、犯罪心理学など学ぶ必要もなく独学で応えた。 一つの傾向に素早く気づき、「次」を予測しうる能力に長けた名探偵――それはもはや、人並み外れた直感の持ち主でさえあった。 これまでの譜面を頼りに直感的に最良の一手を指す棋士のように、これまで知った犯罪や思い描いた犯罪を頼りに目の前の犯罪を解決してしまう、まさに天才的存在。 千の犯罪を知る事で、千一番目を容易く解き明かしてしまう、最初の男。 この世界にはじめて誕生した探偵は、そんな人物だったとされている。 ◆ 冬木市内のごく普通のアパートで、彼らは暮らしていた。 片一方の男――『高遠遙一』は逃亡中の指名手配犯に違いないのだが、それでもあまりにも自然にその場に身を置いて、愛想のよい近所づきあいを演じている。 隠れ家を作るならばもっと人の目のないアンダーグラウンドな場所が向いているかのように思えるが、彼はそれを嫌った。 警察も決して只の無能の集まりではない。犯罪者が隠れやすい場所に目を付けるのだけは、決して遅くはないのである。 だいたい、いかにも隠れ家といった所に隠れ家を構えるのは、元々高遠自身の主義に合わない。 犯罪者であると同時に、一人のマジシャンである彼は、もっと堂々と構えながら――いつ見つけられるかもわからないスリルの隣で、生を演じる義務があった。 そんな風にして、普通の街の中に、一人の殺人鬼が暮らしていた。 高遠は、変装などをして顔を隠す事はなかったが、意外にも誰かが彼を気に留める事はなかった。 強いて挙げるならば、黒縁眼鏡をかけて、少々立派なスーツを着ている程度だろう。やはりそれも、変装と言うほど大袈裟ではなかった。 だが、これらの変装と言えない変装と、いくつかの要因が重なって来ると、奇妙な事に誰も彼が逃亡中の犯罪者とは思わないのである。 簡単に、彼の正体が晒されない仕組みを説明しよう。 まず、高遠は元々、目立った特徴のある顔立ちではない。 目立つ所に黒子があるとか、髪に癖があるとか、顔のパーツが大きいとか、そういった誰の目にも留まるシンボルは元来持ち合わせなかった。 身長も、平均かそれより少し高い程度だが、それも大した特徴にはなりえないし、交番に張り出された顔写真だけでは、体格等のデータにあまり現実味を帯びる事はない。 等身大のパネルやポスターでもあれば別だが、警察はそれを全国に配備するほど犯罪者の逮捕に力を入れてはいないので、やはり高遠を三次元的に見る者はいなかった。 それらの要因からして印象に残りにくいのもあるが、それに加えて眼鏡が顔を隠すと更に高遠の印象は、手配写真から遠ざかった。 人気俳優や人気アイドルの中も、眼鏡や帽子で変装する者がいるくらいなのだから、親しい間柄の相手でなければ、よほど気づきにくいのだろう。 たった一つの眼鏡が、高遠をぼんやりとしか覚えていない人々の目を眩ませた。 それから、もう一つの変装道具であるスーツも、また周囲の目を眩ませるのに一役買っている。 これが相応に煌びやかである事によって、「逃亡中の犯罪者」という金銭的余裕のなさそうな人物像と乖離してしまうのである。 それでいて高級すぎるわけでも派手なわけでもないので、露悪的な組織と繋がっているとも思われがたい。 最近事件を起こして追われている男が、まさかこんな風に洗濯したての綺麗なスーツを来て歩いているなどとは、さすがに思えないのであった。 極めつけは、普段は愛想よく振る舞い、何かに怯える様子もなく、挙動不審な行動や倫理を疑うような行動が目立たない……という素の姿でいられる肝っ玉の太さだろう。 それらが徹底的に、犯罪者のイメージは彼と距離を広めてしまうのである。 彼は自ら他人と過度の接触こそしないが、近所の住人が困っている時には、わざわざ声をかけて手伝う事もある。これがたびたび信用を買う。 もし、仮に誰かが薄々感づいていたとしても「気のせい」と片づけてしまうほどに、彼は凶悪犯的性格の片鱗も見せなかった。 それに、周囲からしても、近隣の住民を警官に通報するには少々の勇気が要るに違いない。 誤報であれば、この程よい近所づきあいも壊れるし、それが取り返しのつかないミスに繋がる恐れがある。 多少似ている程度の人間ならば世の中にいくらでもいるし、おそらくその一人なのだろうと片づけてしまう。 第一、通報は面倒だ。わざわざ通報するほどの人間ではない。 あんな「怪しくもない人物」を難癖つけて指名手配犯などと呼んで通報してしまうのはもはや魔女狩りだ。 そう――逃亡中の指名手配犯が自分の近隣住民などという、使い古されたサスペンスが自分の身に降りかかるのを、もう誰も信じていなかった。 ビッグスターが身近に引っ越してくるよりも低い確率の偶然が、自分のもとに降りかかるような物である。 そんな面白い物語が現実に起こる可能性など、もう誰も諦めているのだ。 どこかにいるが、自分の近くにはいない。 だから、彼が近くに住む人間たちに――指名手配犯、『高遠遙一』として彼が通報される事は全くなかったのである。 マジシャンは最も見られたくない物を、本来目につくところに堂々と置く事がある。 彼もまた、堂々とその場にいる事によって、自らの存在を指名手配犯と結び付けない心理的な壁を作り上げていたのだ。 ――――しかし、だ。 人間の行動は、必ずしも定型的とは言えない。 九十九人の観客を騙せても、時に目ざとい一人がそれを看破する事だって珍しくないし、他者と全く別の視点を持つ才能のある人間もいるのだ。 世の中には、時折優れた頭脳を持つ人間が、マジックのタネを暴いてくる事がある。 高遠もこれまで、何人かそんな相手と出会ってきたし、言ってみるなら、その一つの例は今も目の前にいた。 それは――彼が呼び出したサーヴァントであり、この家での共同生活者であった。 「――高遠くん、きみが持っているこの事件に関する資料は、これが最後かな」 「ええ。あくまで、『良質な資料』という意味ならば、それが全てです。 もし、眉唾ものまで知りたければ、インターネットに繋いで調べればいくらでも見つかりますよ」 「なるほど、この事件も未解決だからね。憶測や珍説、奇妙な尾鰭や伝説も付き物だ。 ノイズであるのを踏まえたうえでも、後で見る事にするよ。どんなブッ飛んだ説があるのか、少々興味はあるからね」 彼の部屋に寝転がって、「切り裂きジャック」の本を読み進めている十代ほどのヨーロッパ系少年だった。 アサシン――『フランソワ・ヴィドック』である。 白いシャツとサスペンダーとが、高遠と馴染む高級感を感じさせ、同時に怜悧な美少年のイメージを高めている。 このフランソワ・ヴィドックの名は日本ではあまり知られていないかもしれない。 しかし、彼に端を発する職業を知らない者はいないだろう。 そう――彼は、この世界において存在した、史上初の「名探偵」である。 彼の伝説は、フィクションの中の探偵たちにさえ、多大な影響を与えたと言われている。 たとえば、あのシャーロック・ホームズやアルセーヌ・ルパンさえも、彼が歴史上にいなければ成立しなかった作品にあたるし、『レ・ミゼラブル』のジャン・ヴァルジャンも彼がモチーフと言われている。 そんな彼の頭脳は、高遠が犯罪者であるのをいち早く直感してしまう程であった。 曰く、 「ここは非常に脱走に向いている部屋だね。この立地なら、正面の玄関を押さえられる事があっても、裏を押さえられる事はない。 家具も、いつでも使い捨てられるような、置物の家具ばかりだ。個人情報に関するデータをはじめ、足がつくような物がまるで置いていない。 たぶん、本当に必要で持ち歩かなければならない物はいつもその木のバッグに入っているのだろう。それくらいなら普段から持ち歩いて逃げられるからね。 万が一、部屋の中を突入された時の事もよく考えてある。一見して人間が隠れる事が出来るような家具が多いけど、それらは全て目くらましだ。 この中に突入した追っ手も、思わずあのクローゼットやソファーの中身を調べたくなってしまうだろう。 だが、追っ手がそこらじゅうの隠れられそうな家具を調べている間に、きみはもっと遠くに逃げてしまうだろうね。 つまるところ、きみが普段から誰かに追われているのは間違いないけど、どうやらきみの魔力では、魔術師に関連する事象というわけでもないようだ。 むしろ、追われ慣れているのに、みすぼらしさの欠片もないところを見ると、理不尽に追われているわけでもない。 ……だとすると、きみは何か罪を犯しているので、警察から逃げる為という所かな。きみが、一人の犯罪者であると考えると非常に納得がいくね」 との事である。 ヴィドックは直感的に、この部屋の構造が脱出に向いていると睨んでいたのだ。 それは、ヴィドックが名探偵であったから導き出された結論というわけではなかった。 ヴィドック自身も――過去に投獄された時に脱獄を繰り返した「脱走犯」だったのである。 彼は、「名探偵」であり、同時に「犯罪者」でもあったのだ。 まさしく、この部屋の謎も、犯罪者の視点がゆえに導いた、犯罪者の結論だったと言えるだろう。 ついでに言えば、こうして彼が十代の少年の姿をしている事も、探偵である時も犯罪者である時もこの方が都合が良いからに相違ない。 あらゆる犯罪や密偵に用いた「変装術」では、体のパーツを水増しする事は出来ても、削ぎ落す事は出来ないし、体格は小さければ小さく、中世的であればあるほど変装には向いている。 得意とする情報戦においては肉体年齢など関係ない。サーヴァントの精神年齢や知識は死亡時に依存する場合があり、彼はまさしくその恩恵を受けていた。 それゆえに、彼の「全盛期」は、まだ軍属ですらなかった頃の淡い少年期の姿であった。 高遠にしてみれば、この年頃の美少年を部屋に棲みつかせている事の方が怪しく見られそうに思えるくらいである。 彼がサーヴァントである事の不都合といえば、そのくらいだろう。 ――とにかく、ヴィドックは、こんな風にして、自身の経験と、自身が獄中にいた時に通じた犯罪者たちの経験を手掛かりに、あらゆる推理を行う探偵だった。 ただ、彼の持つ事件記録自体は、ヴィドックの生前までのデータでしかないので、文明が大きく発達したその後の事件や、他の文化圏の国の事件データは全て高遠の推薦書を調達してもらう形で補っている。 それらは「記憶」や「経験」ではなく、あくまで公表されている内容の「記録」として知っているがゆえ、ヴィドックにとっても少々物足りないが、彼は既に「近年の日本の事件傾向」にも手を伸ばせるようになっている。 高遠も有名事件から、あまり知られていない軽犯罪・小規模事件まで詳しく知っているので、ヴィドック自身もかなり助かっていた。 高遠自身がいかなる事件を起こしたのかはまだ彼の口から利けていないが、先に壮大な百年の事件史を知るのは確かに理に適っているといえるので、ヴィドックも別に無理矢理高遠の過去を探ろうとはしなかった。 おいおい聞けたら、という形で納得してしまっている。 そういう意味では、やはり相性の良い二人である。 ちなみに、この切り裂きジャック事件の場合は、ヴィドックの死後に発生した未解決事件であるせいもあり、ヴィドックはその事件について特に念入りに、興味深そうに読んでいた。 自身がその事件に居合わせなかった事の悔しさが、この執着の最大の理由のようだ。 本当に読んでいるのか疑わしくなるくらいに素早く手を動かしているが、おそらく一つの事件の資料を読み漁る中でおおよその展開を予測してしまっているからだろう。 他の本と重複する部分も多いので、余計に読み飛ばしても伝わるようになっているのだ。 「なるほどね」 彼は、しばらくしてそう言ってから、読み終えた本を閉じた。 ヴィドックにとって、解決した事件の資料は大抵予想通りの展開ばかりを辿っていた。 しかし、切り裂きジャック事件に関しては、その全貌を把握するのが少し難しいようだった。 彼がその場に自分がいれば、おそらく「ある特徴を持つ人物」を念入りに取り調べるだろうというのはある。 実際、当時のイギリスの警察の捜査方法を見る限り、あまりにも杜撰すぎて、真犯人に辿りつけないのも当然だと思えてしまう。 あとわずかに別の視点があれば、誰にでも解決できる事件になりえたとヴィドックは断言できる。 だが、百年以上の時を隔てて、伝説となってしまった事件を、資料だけで断定的に推理するのはヴィドックにとっても難儀だった。 いくつかの資料と資料ではいくつか矛盾があるし、もはや一世紀を隔てた未解決事件の資料は「資料」と呼べないほどの虚構、憶測、主観、勘違いに満ちている。 これでも正しい部類の資料だというのだから、もっと多くの資料を見つめれば、更にあらゆる情報が混在してしまっているのかもしれない。 ヴィドックはそうした見解を高遠に述べる事にした。 元々、高遠もヴィドックの見解を聞きたいと言っていた為である。 「――この事件も、ぼくやパリ犯罪捜査局の諸君、それにこのアーサー・コナン・ドイルという英国人作家が本腰を上げて捜査をしたならば、解決も夢ではなかっただろうね。 見たところ、どうやら、切り裂きジャックは、大声で騒ぐほどの大した事件ではない。ドイルの言う通りだよ。 上手く捜査すれば解決できてもおかしくないものを、警察が無能で解決できなかったから騒がれているのさ。 技術の進歩を抜きにしても、今の警察ならばもっと早くに解決が見込める。当時の警察は、的外れな根拠で余計な決めつけをし過ぎたんだと思うよ」 「なるほど。私もおおよそ同感です」 「だろう?」 「しかし、私からすれば、このジャック・ザ・リッパーも尊敬に値する人物ですよ。 何せ、犯罪で都市を劇場に変えた人間の一人ですからね。『最初の犯罪芸術家』と呼んでも、過言ではないでしょう。 私の立場からすれば、偉大なる先輩と言っても良い人物です。 ……尤も、犯行声明を出したのが本人かどうかと訊かれると、少々口を噤んでしまいますが」 高遠は薄く笑いながら、そう返した。 犯罪者であり、明晰な頭脳も持ち合わせるゆえに、高遠もヴィドックに共感するところは多いらしい。 決定的に違うのは、ヴィドックにある「不特定多数の罪人に慈愛を向ける」という性格が、高遠にはない点だろう。 それゆえ、高遠はヴィドックの心情を理解しても、共感はしない。 ヴィドックは、そんな高遠との根本的な相違こそ感じているが、その相違も含めて彼を容認し、理解し、共感しようとしている。 彼はヴィドックにとっては、一つの犯罪サンプルでもあり、一人の犯罪者であり、己のマスターであり、新しい友人なのだった。 最初から「理解不能な相手」と決めつけるのではなく、「悪意や憎悪ごと理解する」という形で、ヴィドックは誰に対しても施しをする。 悪の面を持っているがゆえに、悪に対しても優しくなれるのが彼なのである。 「――しかし、警官が無能であったのは、まったく、本当に残念だね。無能というのは、殺戮と同じくらいに重たい罪だよ。 どうも、犯罪ですらない、思考力や想像力の至らなさが招いた過失は、ぼくにも共感しがたいものがある。 結局、彼らは被害者の無念を晴らす事も出来ないばかりか、犯人を救う事もできないわけだ。これでは切り裂きジャックが可哀想だよ」 「…………ほう。切り裂きジャックが可哀想、とは? 少々、興味深い考え方なので、聞かせてもらえますか」 「これは、ぼくの哲学だよ。ぼくにしてみれば、犯罪者は、許されがたき者であると同時に、誰より弱い生物さ。 ぼくやきみを含め、誰もが等しく生きる為の法律さえ守れない――そんな自分勝手で脆弱な精神の持ち主ばかりだ。 だから、犯罪者も実は、自分を理解し、同調し、支持し、救ってくれる人間を待っている。常にそうだった。 他人に認められたくて仕方ない人間ばかりなんだ。だから、却って彼らの罪は見破られ、救われなければならない。 言ってしまえば、逮捕される事のない犯罪者も、誰にもトリックを知られないまま孤独に死を迎えるマジシャンも、ぼくにとって良い生き方とは思えないよ」 「――ですが、マジシャンとは、往々にしてそういう物です。我々にとって、トリックを見破られるというのは、むしろ死にも代えがたい苦痛ですよ。 勿論、私の場合、『犯罪』においても同様です。誰もが不思議がり、誰もが必死に謎を解こうと頭を捻る姿を、高くから見る事に快感を覚える」 「……」 「そう……自分で言うのも痛々しいですが、私は殺しが好きというよりは、そこから生じる芸術が趣味の、ただの芸術家なんですよ。 誰かが死んだとしても、私にとってはどうでもいい事です。私が殺人を犯したのも、僅か四名への憎しみと、残りはすべてただの芸術の為の材料だったからです。 そんな犯罪者も、実際、あなたの目の前にいる……それを考えた事はありませんか?」 「……ああ。わかってるよ。だから、これはあくまで、『ぼくの哲学』だよ。 きみのその精神に対しても悪の心で共感してしまうんだ。 だが、同時にもうひとつの正義漢気取りの心で『悪の寂しさ』を指摘してしまう。 きみを見ていても、『そういう犯罪的な考えに至らない、健康的な生を受けた方が幸せだったんじゃないか』って思ってしまうんだ。 ……失礼な言い方だけど、あまり不快に思わないでくれよ? ぼくだって別に、上から憐れんでいるわけではないんだから。あくまで、ぼくは、きみの上ではなく隣にいるんだ。自分を慰める為にこう言っていると思ってくれ。 人を騙す事に快感を覚えるきみの気持ちもよくわかる。別に止めるつもりはない。むしろ、敬意もある。 それに、今は依頼人がいるわけでもないし、まして、きみもぼくも一緒に『聖杯』を得ようとする一人だからね」 「なるほど、わかりました。私の隣、というのは良い表現だ。 ただの一人の人間の『哲学』とするならば、確かに、意見がまるっきり対立するほどの平行線というわけでもない」 高遠も納得を示したようだった。 ヴィドックの考えに飲み込まれたというより、一つの考え方として有りと容認しているだけであるが、それでも対立しているわけではない。 いつか交わってもおかしくない、同居できる線と線であった。 ヴィドックからすれば、既に交わっている感覚なのかもしれない。 犯罪を取り締まるとともに、犯罪を愛し、犯罪者を憎むとともに、犯罪者に強い共感を持つ。 そして、極刑を下される殺人犯を見るたびに、自分が殺されるかのような痛みを感じる。 それが彼だ。 だからこそ、聖杯に求む彼の願いは――『罪人たちの救済』なのだ。 罪人たちが、罪によって救われるのでも、罰によって救われるのでもない、ただの魂の解放。 犯罪者たちが犯罪を犯した後に苛まれる、罪の呪縛――あるいは、「反省のできない不幸な精神」から解放する事が、ヴィドックの願いだった。 そうしなければ、ヴィドック自身が救われないような気がしていたのだ。 本当に救われないのは被害者であるが――被害者は「死」によって聖人になる。 しかし、犯罪者は永久にそうなれない運命を背負い、永久に名誉ごと死んでしまう怪物となる。 そうあってはならない、それでは悲惨にさえ思ってしまう――理解されがたいかもしれない願いだった。 犯罪者たちの、生まれもっての、そこに至る運命を崩してしまいたい。 それほどにヴィドックにとって犯罪者はいとおしい隣人であり、自分の体の一部であった。 「――ところで、高遠くん。 僕も、まったく、これだけ雑談を繰り返していても、きみが聖杯を欲しがる理由だけはわからないんだ。 そろそろ教えてくれよ。一つの参考にしたいんだ。 きみの場合、願望器に頼るくらいなら自分で願いを叶えるだろうし、願望器でなければ叶わないような願いは却って求めないだろう。 ――それなのに、きみは願望器を欲している。理由が知りたいんだ」 ヴィドックは、少し上目遣いに、しかしどこか興味深そうに訊いた。 犯罪について訊く時だけ、彼には少年らしい無垢な瞳が視えた。 それは狂気のように見えて――しかし、狂気というには優しい願いも持ち合わせている。 ゆえに、余計に奇妙で理解しがたい瞳だった。 高遠は、その瞳に応えるように、ゆっくりと口を開いた。 「その答え、ですか……。考えるほどでもない、実に単純な事ですよ。 私はただ、――魔術を否定したいんです」 「魔術の否定?」 「ええ、我々マジシャンというのはね……魔法使いや魔術師ではないんです。 あくまで、魔法使いを演じる一人の役者でなければならない。――これはとある高名なマジシャンの言葉です。 この言葉に沿うならば、便利な魔法というのは、マジシャンが活きる為には、この世にあってはならない物です。 それならば、一度この世から消してしまう事で、われわれマジシャンがアイデンティティを保てるようにしたいんですよ」 「ああ、なるほど、願望器による、魔術の否定――か。矛盾しているようでしていない、随分と奇妙な願いだね。 一回限り、願望器を使う事で、魔術自体を否定してしまうわけだ。可能かどうかはぼくにもわからないけど、やってみる価値はあると思っているんだろう? …………しかしね、高遠くん。きみの言う事には少々、根本的な問題があるよ。 魔法と魔術は決定的に違うんだ。 魔術はあくまで、表に出ていない、巷に流布していないだけの実現可能な技術だ。 現実に、マスターもその渦中にある。魔術はどこにでもある、一つの力学だよ」 「ええ、しかし……そうであるとしても、です。 ――だって、つまらないでしょう? 手を使わずに出来る事が増えてしまうほどね……」 高遠はニヤリと笑った。 どこか、憎悪さえ込めた歪んだ顔つきだった。 「――不可能だからこそ、そうであるかのように振る舞い、他人を驚かせる価値がある。 少なくとも私はそう思いますし――そうでなければ、私の作る芸術は意味を損なう事になると思っています」 「……そうか。その言葉が本心ならば、驚くほど、誠実なトリックスターだね。きみは 犯罪者としても、非常に珍しいタイプだよ」 「私に限った事ではありませんよ。 真の愉快犯(トリックスター)ほどルールに忠実な存在はないんです。だって、そうでなければ面白くはありませんからね。 法を犯すのもまた、自分が作ったルールを忠実に守りながらゲームをしているからに過ぎません」 つまり、法より自分のルールを優先させる性格でありながら、自分の作り上げたルールだけは絶対に破らないというわけだ。 ヴィドックは、それを聞いて少しだけ考え込むようなそぶりを見せた。 それから、少しばかり時間を隔ててから、演説するように、あるいは数式を羅列するように、ヴィドックは口を開いた。 「うーん……。なるほどね。 ――厳格な父。奔放な母。おそらく父はもう死んでいるか、もしくは半永久的に視界に入らないところにいる。 母は……こちらはわからないけど、やはり亡くなっているのかな。 家庭は裕福。しかし、父親の影響力は強く、普通の家庭より少し窮屈。少なくとも、影響を与えるほど一緒に育った兄弟姉妹もいない。いや、いるとしても、姉はいない長男かな。 奇術が好きだと言ったけど、多分、それは子供の頃からの根強いものだね。おそらく、きみの場合は母親が奇術が好きだったとか、そんな所だと思う。 他者への共感性は乏しいが、時として自分に近い物を持っている人間には少なからず施しをする事もある――それが、きみの性格といったところかな!」 「……え?」 「ああ、いや――見ていて、きみの生い立ちはそんな所だと思ったんだよ。当たってるだろう?」 高遠は弱点を見せたつもりはないが、ヴィドックはそれを上回る推理力で、全てを解き明かしていた。 それは、推理というよりはほとんど直感的なレベルのものであったが、高遠も目を丸くするほどに命中していた。 かの探偵の宝具――『ヴィドック回想録』の力の片鱗が、実体を持ってマスターの前に晒された時であった。 【CLASS】 アサシン 【真名】 ウジェーヌ・フランソワ・ヴィドック@17~18世紀フランス 【パラメーター】 筋力D 耐久E 敏捷B 魔力E 幸運A 【属性】 中立・中庸 【クラススキル】 気配遮断:A 自身の気配を消す能力。 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 直感:C 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。 また、視覚・聴覚への妨害を半減させる効果を持つ。 諜報:B 気配を遮断するのではなく、気配そのものを敵対者だと感じさせない。 親しい隣人、無害な石ころ、最愛の人間などと勘違いさせる。 変装:C 別の人間に変装する技術。 アサシンの正体を知る者が顔に触れても気づかないほどの変装技術を持つ。 このスキルと『気配遮断』が併発すれば、殆ど一般人と見分けがつかない状態にもなる事ができる。 ただし、変装にモチーフがある場合、そのモチーフを詳細に知る人物には看破される可能性が上昇する。 【宝具】 『ヴィドック回想録』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- アサシンの宝具にして、彼の「犯罪捜査」の経験値と記録。 接触したサーヴァントの性格面・言動の特徴や、サーヴァントの乱戦跡・殺害痕・手口などから、そのサーヴァントの性格・弱点・コンプレックスなどを、正体に近い所まで推理する。 とりわけ、「悪」の属性を持つサーヴァントの看破に特化しているが、宝具自体が人間観察の記録と呼べる領域に達している為、「善」「中庸」といった属性のサーヴァントも見破れない訳ではない。 マスターなどに対してもその性格等を言い当てる能力は健在であり、これもまたマスターの性格の暗部を言い当てる能力として非常に高いレベルに達している。 それはもはや根拠のない直感レベルにさえ卓越しており、些細な手がかりから「なんとなく」で、像を掴んでしまう事もある。 反面で、「狂」の属性を持つサーヴァント、動物性が強いサーヴァント、無機物のように、人間の理性・倫理・思考・感情の範囲外の相手に関してはその性質を特定する事が困難になる弱点も持つ。 ルーラーのスキル『真名看破』と違うのは、対象の思想信条や個人的な事情を予想できる点や、直接対面しなくとも痕跡から言い当てる点、真名を言い当てる訳ではない点(ただし相手によっては可能)などがある。 そして、これらの能力から対策術までを講じる、探偵式暗殺術の一連の流れがこの宝具として成立している。 【weapon】 拳銃 犯罪データファイル 【人物背景】 世界で初めての「名探偵」にして、「犯罪者」。 若き頃、軍隊に入隊のち除隊したが、その際に手違いで除隊証明書を受けなかった為、脱走兵として逮捕される。 さらにのち、偽札紙幣を偽造した一味の仲間という濡れ衣を着せられ、更に重い刑に服す事になる。 しかし、ヴィドックはそれを逆に利用し、入獄中の犯罪者たちの性格や行動、犯罪の手口や暗黒社会に関する情報を収集。 脱獄や潜入、変装の手法もこの期間に学び、高め、実際に脱獄と入獄を繰り返していた為、徒刑場でも問題児扱いされていた。 出獄ののち、パリ警察と共謀して密偵となり、徒刑場で得た情報を用いてあらゆる犯罪の手口を看破。 これらの功績が認められ、国家警察パリ地区犯罪捜査局を創設し初代局長となる。 犯罪データベースを用いた現代に繋がる捜査方法を確立したほか、探偵事務所を開いた初の人物でもある。 その捜査方法は、自らが犯罪を犯す事も全く厭わない、かなり強引な手法であるとも言われ、まさしく「犯罪」と「法律」との挟間にある犯罪者探偵であった。 また、上記の逮捕された経緯こそ冤罪に近いが、幼少期から盗癖があったり、友人に暴力を振るったり、甘え上手で女性を騙すのが得意だったりもする「犯罪者」としての一面も嘘ではない。 【特徴】 ショタ。十代前半程度の中性的な美少年。 黒髪で、顔は同じ年代ごろのレオ・ルグランのようなイメージ。 服装はサスペンダーと白いシャツをつけている感じ。外ではベレー帽も被るかも。 口癖はないが、台詞がやたら長く、演説的になりがち。 ちなみに、史実では、少年期から体格が大きかったらしい。 【サーヴァントとしての願い】 犯罪者たちの救済。 【マスター】 高遠遙一@金田一少年の事件簿 【マスターとしての願い】 魔術の否定。 【weapon】 『マジック道具』 普段、高遠が自らの身体に仕込んでいる様々なマジックアイテム。 アタッシュケースに入れて必要時に持ち歩いている物の他、いつでもショーが披露できるように体にも幾つかのマジックのタネを用意して生活している。 用意周到であり、事件現場では防弾チョッキを着用していた事もある。 【能力・技能】 天才奇術師・近宮玲子の血を引き継いでおり、当人もマジシャンを志している為、魔法と見紛うような奇術を披露できる。変装やメンタリズムもお手の物。 高度な知性を持ち、高校時代は名門進学校の秀央高校に入試全科満点で合格している。授業を聞いていなくても一通りの授業内容を理解できる模様。 それに限らず知識量もあるようで、作中で音楽家やギリシャ神話の解説を務めた事もある。 元々殺人犯であり、躊躇なく殺人を行う冷酷な性格でもあり、他者に殺人の為のトリックを授けて殺人教唆を行うが、一方で殺人事件を解決したり、殺人犯が使ったトリックを解明したりする事もある。 コンピュータウイルスを作ったり、インファイトで格闘したり、ピアノを弾いたりといった姿も見せており、大抵の事はできるキャラとして描かれている模様。 【人物背景】 地獄の傀儡師。 天性の犯罪者とも呼ばれる、他者を利用して殺す事を厭わない冷酷な殺人鬼である。 幼少期は、厳格な義父のもとでイギリスで生活をしていたが、ある時、天才マジシャン・近宮玲子の舞台を義父に見せられて以来、マジシャンを志すようになる。 高校時代は、日本に帰国しており、名門進学校・秀央高校に全科目満点で入学。在学期間中に校内で発生した殺人事件を探偵のように推理して解決し、犯人を殺害している(ただし正当防衛によるもので殺意はない)。 また、在学中に義父が死去した事で、本格的にマジシャンを目指すようになり、そのためにイタリアへと渡る。 イタリアでは高名なマジシャンの弟子として修行していたが、十七歳の時に近宮玲子の死を知る事になり、十八歳の誕生日に近宮玲子が自分の母親である事を知った。 後に近宮の弟子である「幻想魔術団」のマジックを参考の為に鑑賞。 しかし、その時に幻想魔術団の行ったマジックが「近宮玲子の模造品」であった事から、「近宮は弟子に殺された」という真相を知り、憎悪に燃える。 幻想魔術団のメンバー四名の殺害を決意した高遠は、マネージャーとして潜入。ターゲットを絞り込んだ後、警察に予告状を出したうえで「劇場型連続殺人」を演じた。 彼の起こした「魔術列車殺人事件」は金田一一によって事件は解決される事になったが、逮捕後に間もなくして脱獄。 以後は、いくつかの事件で金田一や明智健悟に向けて挑戦状を出し、復讐を望む人間たちに「マジックのような、美しく謎と怪奇に満ちた芸術犯罪」を教唆する犯罪コーディネーターとなった。 非常に冷徹な人物ではあるが、同時に約束を絶対に守る義理堅い性格であり、協力者の死には怒りを見せ、基本的に自身の計画に無関係な人物は巻き込まず、自分と近い境遇の人物の命を助け、肉親の過ちを正し、無邪気な子供たちの前では優し気な笑みと共に人形劇を見せるといった面も見せる。 【方針】 他陣営と共謀しつつも、目的はあくまで聖杯。 魔術の存在そのものを嫌うが、聖杯戦争が終わるまでは魔術を利用する事も辞さない。